富士設備商会のダイキンエアコン交換工事例のご紹介-壁掛形室内機編
弊社にご用命頂いただきました、分譲マンションでの他社製エアコンからダイキン製エアコンへの取り替え工事の様子(壁掛形室内機編)をご紹介します。
※お名前は控えさせていただきますが、本工事のお客様には掲載を快く御許可頂きまして誠に有難うございます。
エアコン更新工事前の室内機の様子
今回の取り換え工事の前に設置されていた室内機の様子です。室内化粧カバーもきちんと施工されていますが、取り付けのためのビス穴が見えるタイプのカバーですので、新しいカバーにしたらもっと綺麗に仕上がりそうです。
もう一台の既設室内機の様子です。こちらは化粧カバーにフレキシブルタイプが使用されています。
弊社の施工ではどうしても必要な場合を除いてフレキシブルタイプは使用しませんので、こちらも取り換え工事後は元の状態よりスッキリ仕上がりそうです。
冷媒ポンプダウン、既存機器の取外し
既存のエアコンを取り外す際には、まずポンプダウンを実施します。ポンプダウンというのはエアコンを取り外しても冷媒ガスが漏れないよう、強制冷房運転と冷媒の閉鎖弁の操作により、室外機の中に冷媒を封じ込める作業です。
冷媒ガスの大気中への放出は、オゾン層の破壊や地球温暖化に繋がってしまうため、欠かすことのできない作業です。
据付板、屋内化粧カバーの取付の取付
エアコンの室内機は、まず壁に写真の据付板を取り付けてから、その据付版に室内機本体を取り付けるという手順になります。
据付板が傾いてしまうと室内機も傾いてしまい、美観を損ねるばかりか性能にも悪影響を及ぼしてしまうので、必ずスケールで計測しながら取り付けます。
続いて屋内化粧カバーの取り付けです。これもスケールで取り付け位置を計測しながら作業を進めます。
計測した結果に基づいて、必要な長さにカバーを切り、部品を作っていきます。
長さを測ったら…
カッターで切断。
それを何回か繰り返して…
必要な部品が揃ってきました。
出来上がった部品を、計測したとおりに壁に取り付けていきます。
室内化粧カバーの、裏側になる部分が完成しました。
ビス穴が中央部分にあいているのが分かるでしょうか。ビスがこの位置にあるので、完成後は外からはビスが見えないようになるわけです。
配管の取り回し
次は室内配管の取り回しです。
配管をつぶしたりしてしまわないように、慎重に曲げながら、化粧カバーを取り付けたルートに配管が無理なく収まるように取り回していきます。
キッチリおさまってきました。
配管の先端は室内機と接続するために加工しておきます。
これで、室内機本体の取付準備は完了です。
1枚目の写真にもうっすらと写っていますが、これは外から来ている冷媒管の先端です。隠蔽配管(壁や天井の裏など、見えないところを通ってる配管)の取替は大工事になり費用も跳ね上がってしまうので、通常は隠蔽されている部分は既設の配管を再利用します。
頭にテープが張ってあるのは、工事中配管の中にゴミなどが入らないようにするため。エアコンの運転に問題が出ないように必ず必要な配慮です。
室内機本体の取付、配管接続
いよいよ室内機本体を取り付けます。
室内機は一人でも持てますが、万が一にも壁や機器に傷など付けてしまわないように、二人がかりで取り付けています。
室内機本体が壁に掛かったら、次は配管を接続していきます。
冷媒配管がしっかり適正に接続されていないと冷媒ガス漏れや圧縮機の異常加圧に繋がってしまいますので、適正なトルクで丁寧確実に接続していきます。
冷媒配管が適正に接続できました。
写真真ん中付近に写っている、室内機本体から真下の方に垂れ下っている太い配管は、うるさら7だけに付いている加湿ホースです。
冷媒配管の接続部分は、必然的に断熱材の切れ目になります。そのままにしておくと結露の発生や冷暖房能力の低下につながりますので、断熱仕上げテープ(写真で巻き付けている白いテープ)で巻き上げ、確実に断熱します。
配管の接続が終わったら、室内化粧カバーを取り付けていきます。
きちんと計測しながら部品を切り分け、取り付けていますので、気持ちよくピッタリ付いていきます。
壁の貫通部は、配管を通した後にエアコン工事用のパテでしっかり隙間をふさぎます。
それにより、雨の侵入や、壁内(外壁と内壁の間の空間)や室外の空気が室内に入ってくることによる結露・露たれの発生、臭いの浸入を防ぎます。
冷媒配管の接続部分(接続前)の拡大写真です。端末が広がっているのを「フレア加工」と言い、真円で均一に加工されていないと冷媒漏れの原因となる部分です。弊社の工事では専用の工具を用いて現場で適正に加工を実施しています。
壁掛形室内機の取付完了
室内機本体、室内化粧カバーの取り付けが完了しました。
更新工事前の写真と比べると、室内化粧カバーのビス穴が見えなくなってだいぶスッキリした印象になりました。
もう一台、更新工事前はフレキシブルタイプの化粧カバーが使われていましたが、更新後は通常の室内化粧カバーを施工しています。通常のカバーの方が施工の手間は掛かりますが、室内機の質感ともマッチして調和が取れた印象になりました。
仕上げにハウスクリーナーでほこりや指紋などをふき取ってきれいにします。
いくら取り付けが綺麗に出来ていても、汚れや加工クズがついていたりしたら台無しですからね。
株式会社富士設備商会は仕上がりの美しさにこだわります!
以上が弊社のエアコン取付工事例紹介-壁掛形室内機編です。
弊社工事部が、エアコンの能力を最大限に引き出す施工、仕上がりの綺麗さを追及する施工にかけている情熱を感じて頂けますと幸いです。
次のページでは室外機の据付の様子をご紹介します。